この記事では、鉄骨住宅ハウスメーカーをランキング形式で紹介します。
強度が強いため耐震性に優れ、間取りやデザインの自由度が高く人気の鉄骨住宅。
安定した高い品質の住宅が建てられるのと比較的ローコストで費用が安く抑えれるため選ぶ人も多い住宅です。
今回は一級建築士監修のもと、鉄骨住宅に強いハウスメーカーをランキング形式で紹介します。
坪単価順で安く建てられる住宅メーカーについても紹介していますので、最後まで読んでくださいね。
ちなみに
僕もハウスメーカー巡りは何社もしましたが、全てこちらの「持ち家計画」から申し込みました。
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↓
- 資格:一級建築士
- 仕事:元ゼネコン設計部
- 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
- 趣味:ハウスメーカー巡り
鉄骨ハウスメーカーランキングを一級建築士が厳選し一覧で紹介【2024年最新】
鉄骨住宅のハウスメーカーを一級建築士の目線で厳選した結果、ランキング一覧は以下のようになりました。
- 第1位:ヘーベルハウス
- 第2位:パナソニックホームズ
- 第3位:積水ハウス
- 第4位:セキスイハイム
- 第5位:ダイワハウス
- 第6位:トヨタホーム
- 第7位:サンヨーホームズ
- 第8位:ミサワホーム
大きな地震や災害に備えて、鉄骨住宅の信頼度や安心感はやはり高いですよね。
耐震性・耐久性さらには耐火性能も高いものが多く、頑強な住まいを建てたい人には根強い人気です。
他にも、遮音性の高さやリフォームへの対応力の高さもメリットとしてあげられます。
一口に鉄骨住宅と言っても重量と軽量があり、重量鉄骨の場合軽量鉄骨よりコストが高めになってしまいます。注目するポイントを絞りながらハウスメーカーを検討してくださいね。
鉄骨ハウスメーカーランキング第1位:ヘーベルハウス
鉄骨ハウスメーカーランキング第1位はヘーベルハウスです。
鉄骨 | 3階建て以上重量鉄骨 2階建て以下は重量・軽量 |
構造 | 重鉄制震・デュアルテックラーメン構造他 |
坪単価 | 70〜150万円 |
保証 | 初期保証30年 |
全棟に制震装置が装備されていることでも知られ、耐震性の高さでは業界トップクラスのハウスメーカーです。
軽くて丈夫、耐火性や耐熱性にも優れた建材「ALC(軽量気泡コンクリート)」を使用することでさらに強度がアップ。
その性能の高さから3階建てなども得意な大手ハウスメーカーです。
ALCコンクリート・へーベルは内部に豊富な気泡と細孔があり、熱を伝えにくいのが特徴です。耐火性・耐熱性に優れ国土交通大臣認定の耐火構造部材なので、耐震性だけではない強靭な鉄骨住宅を建てることができます。
工業製品として見ても精度が高い印象。職人が曖昧に作った感じも無く細部まで完成度が高い。外観のデザインに個性が出しにくい以外は全く不満無し。内装に関しては自由度は低くないので好みに仕上げる事ができる。設計段階からユーザーの気持ちを汲み取ろうとする姿勢も高評価。そして何よりもアフターサービスが神対応すぎる。些細な事でも熱心に対応してくれる。坪単価が高めではあるが、それだけの価値はあると思います。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第2位:パナソニックホームズ
鉄骨ハウスメーカーランキング第2位はパナソニックホームズです。
鉄骨 | 軽量・重量 |
構造 | 重量鉄骨ラーメン構造(NS構法) 制震鉄骨軸組構造(HS構法)他 |
坪単価 | 55万〜140万円 |
保証 | 初期保証35年 |
超高層ビルに使われているのと同じ耐震技術で、高性能鉄骨住宅を可能にした大手ハウスメーカーです。
地震エネルギーの吸収能力を高めると同時にゆがみも抑えるので、地震の後の余震など繰り返す揺れにも耐力を発揮します。
また地熱を活用した断熱技術で空調効率を高め、冷気や熱気にも対応しつつ光熱費を節約することもできます。
調湿建材として北海道稚内産の珪藻土を使用。その吸放湿性能は他の珪藻土の約3倍、木炭の約8倍もある高性能です。建てたあとも室内を快適に保ってくれます。
エアロハスだけは不要だったのでカサートSにしましたが、内装外装すべての材料をパナソニックLクラスのみならず、TOTOの最高機種なども希望通りに選択させていただき、本当に最高な邸宅が出来上がりました。ただ坪単価は110万少々となりましたが、猛烈な台風が来てもびくともしない剛性感が本当に安心感があります。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第3位:積水ハウス
鉄骨ハウスメーカーランキング第3位は積水ハウスです。
鉄骨 | 重量・軽量 |
工法・構造 | ユニバーサルフレームシステム 重量鉄骨ラーメン構造 |
坪単価 | 50~80万円 |
保証 | 初期保証30年 |
デザイン性に優れ自由度の高い鉄骨住宅を提供する大手ハウスメーカーです。
地震動吸収システム「SHEQAS(シーカス)」の採用で耐震性を、超高断熱サッシで断熱性を強力にしています。
工場生産の安定した品質管理でつくられる住宅は、これまでの大きな震災や自然災害でも実証済みの高度な技術です。
鉄骨住宅のメリットとも言える大空間は高耐震・高断熱の技術が活かされる設計でもあります。大きな窓からたっぷり自然光が入る居心地のよいリビング、憧れですよね。
まず、注文住宅を建てる時点で、他大手メーカー11社を周り検討しましたが、ダントツで自由度が高く、また営業の方の対応の質が段違いでした。また、営業、設計、施工まで非常に迅速で丁寧でした。現在住み始めて3年目になりますが、小さな不満もすぐにかけつけて直してくれますし、アフターサービスは他メーカーで戸建てを建てた周りの方々から聞く話をきいてもウチはかなりいい方なんだろうと思います。値段は高い高いとよく聞きますが私が検討した大手メーカーだとあまり大差は無かった印象です。鉄鋼の家ですが、冬は暖かく、夏は涼しいので特に不満はありません。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第4位:セキスイハイム
鉄骨ハウスメーカーランキング第4位はセキスイハイムです。
鉄骨 | 軽量鉄骨 |
工法・構造 | 軽量鉄骨軸組工法 ボックスラーメン構造 |
坪単価 | 60~80万円 |
保証 | 初期保証20年 |
平常時でも万が一の災害時でも生活を守る技術がいっぱい詰まった住宅を提供してくれる大手ハウスメーカーです。
柱と梁を溶接で接合し一体化するボックスラーメン構造は、それ自体が非常に強度が高くしかも標準仕様。
環境にも配慮した蓄電システムで、ずっと快適で安心して住み続けられると思います。
「あったかハイム」でも知られる全館空調システムは高い気密性・断熱性があるからこそ。工場生産化率80%以上なので、精密で狂いのない住宅をつくると同時にヒューマンエラーも防げます。
複数のハウスメーカーの営業の方と話をしたり見積もりを出してもらったりした中からセキスイハイムを選択した理由は、営業の方が信頼できると感じたことと、見積もりを見て金額がこれなら妥当と感じたことです。また、60年保証というセキスイ独自の保証も魅力だと感じました。注文住宅だったので打ち合わせを何回も行いましたが、生活動線を考えた設計や風通し、階段の勾配、スイッチやコンセントの数や配置など、細かい質問や希望に丁寧に対応してくれ、専門的な知識や見方も踏まえながら住む人の気持ちになって考えて家を設計してくれました。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第5位:ダイワハウス
鉄骨ハウスメーカーランキング第5位はダイワハウスです。
鉄骨 | 重量・軽量 |
工法・構造 | 軽量鉄骨軸組工法 重量鉄骨ラーメン構造 |
坪単価 | 70〜150万円 |
保証 | 初期保証30年 |
主力商品ジーヴォシリーズに代表される高い天井が、開放感抜群の住宅を手掛ける大手ハウスメーカーです。
広い空間は強靭なつくりである証明でもあり、気密性と断熱性に優れた鉄骨住宅であると言えます。
揺れに耐えながらエネルギーを吸収し収束させる独自技術は、建物自体の損傷を最小限にして長持ちさせる工夫でもあるんです。
独自技術「D-NΣQST(ディーネクスト)」は、片筋かい形状の持続型耐震構造で、地震エネルギーを吸収し耐震性を持続させるものです。住み続けられる丈夫な家づくりに様々な工夫がなされています。
営業さんがすごく丁寧。間取りを決める際には、色々と注文を言ったのですが、建築士さんと本当に一生懸命考えてもらい、使いやすい動線の家になりました。工事も本当に丁寧で、もう住んで7年になりますが、不具合もなく毎日快適に過ごしています。大和ハウスを選んで良かったです!
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第6位:トヨタホーム
鉄骨ハウスメーカーランキング第6位はトヨタホームです。
鉄骨 | 軽量・重量 |
工法・構造 | 軽量鉄骨軸組工法 鉄骨ラーメン構造 (パワースケルトン) |
坪単価 | 60〜130万円 |
保証 | 初期保証30年 |
業界でもトップクラスの太い柱を使い、標準仕様で耐震等級3をクリアする強靭な住宅を提供してくれるハウスメーカーです。
独自の耐震構造「パワースケルトン」に「T4システム」という制振装置をつけることで、災害に強い家を追求しています。
限られたスペースを無駄なく使って自由に設計でき、リフォームにも柔軟に対応できる鉄骨住宅です。
高精度の溶接やサビ対策など、自動車メーカーならではの技術も活かされた家づくり。トヨタ製の自動車に繋げば停電時でも給電できるシステムもあります。
ハウスメーカーで家を建てるのは2度目になります。一度目の反省や情報を頭に入れてモデルハウス巡りをするなか、外壁、フローリング、壁など、一番安価なものを見せていただいても素材の良さを感じたのがトヨタホームでした。素材選択のバリエーションが豊富なことや、設計士の方の的確な提案など、納得がいく説明をいただけたのも選んだ理由です。建てて16年経ちますが、経年劣化を感じさせないですし、アフターケアも満足しています。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第7位:サンヨーホームズ
鉄骨ハウスメーカーランキング第7位はサンヨーホームズです。
鉄骨 | 軽量鉄骨 |
工法・構造 | 軽量鉄骨プレハブシステム (GSフレームシステム) |
坪単価 | 50〜80万円 |
保証 | 初期保証30年 |
高品質住宅をローコストで建てられる鉄骨住宅のハウスメーカーです。
横揺れに強いGSフレームシステムと制震ダンパー採用で、耐震と制震の強力ハイブリッド住宅になっています。
太陽光発電・オール電化・全熱交換式換気システムが標準仕様のZEH対応住宅でもあるんですよ。
20年塗り替え不要のフッ素コートの外壁や30年耐久のガラスコーティング屋根材など、ランニングコストも減らせる丈夫で長持ち住宅です。
長所としては、地震対策で揺らさない壁に、ダメージを及ぼさない複数の工夫に安全性を感じました。見積開始時、まず測量と地盤調査を無料でしてくれて、そのデータをくれます。これは他社で話しを進めるときにも利用できるので良かったです。契約は、焦らされることなく紳士的でゆとりある進め方をしてくれました。見積依頼をしてる方がショールーム見学するツアーに参加したら豪華商品が当たる抽選会に参加できるのでお得だと思います。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーランキング第8位:ミサワホーム
鉄骨ハウスメーカーランキング第8位はミサワホームです。
鉄骨 | 軽量・重量 |
工法・構造 | 鉄骨ユニット工法、鉄骨ラーメン構造 |
坪単価 | 50〜145万円 |
保証 | 初期保証35年 |
「蔵のある家」でおなじみですが、木造住宅だけでなく鉄骨住宅でも高評価のハウスメーカーです。
独自開発の「PALC外壁」は断熱・耐火・遮音などに優れ、広い室内でも冷暖房効果を高めることができます。
自由設計でも耐震性は高く保証もしっかりしていますし、工場生産ならではの強靭な家づくりは工期も短いというメリットもあるんです。
丈夫な家だけでなく防犯意識の高さでも定評があり、材質・システム・デザインなどあらゆる面で配慮された鉄骨住宅です。
戸建の場合セキュリティ面に不安を持つ人は結構います。侵入経路など死角を作らない工夫や窓の位置と材質、センサーや室内システムなどいろんな対策が講じられていてとても心強いですよ。もちろん耐震耐久でも高性能住宅です。
2010年に建てました。翌年2011年の東日本大震災で5強の地震でも家の中で倒れたものは何一つなかったです。外壁も10年たったとは思えないほどきれいなままです。室内もクロスの張替えなど必要なしで大変満足しています。アフターケアもミサワホームの方々にはよくしていただいています。ミサワホームのデザインが好みだったのと、兄がミサワホームで家を建てていたので、紹介キャンペーンを利用して10万円バックしていただき、兄の家族はそのお金で海外旅行に行っていました。
引用元:みん評
鉄骨ハウスメーカーの気になるQ&A
- 鉄骨ハウスメーカーでローコストで安く建てられるのは?
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鉄骨ハウスメーカーでローコストで安く建てられるのは以下の住宅メーカーです。
- 第1位:積水ハウス
- 第2位:トヨタホーム
- 第3位:サンヨーホームズ
※坪単価順でランキングを作成しています。
- 鉄骨ハウスメーカーの坪単価は?
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鉄骨ハウスメーカーの坪単価は以下の通りです。
- ヘーベルハウスの坪単価:70〜150万円
- パナソニックホームズの坪単価:55〜140万円
- 積水ハウスの坪単価:50〜80万円
- セキスイハイムの坪単価:60〜80万円
- ダイワハウスの坪単価:70〜150万円
- トヨタホームの坪単価:60〜130万円
- サンヨーホームズの坪単価:50〜80万円
- ミサワホームの坪単価:50〜145万円
鉄骨ハウスメーカーランキングまとめ
今回は一級建築士が厳選した鉄骨住宅ハウスメーカーランキングをご紹介してきました。
一覧は以下のとおりです。
- 第1位:ヘーベルハウス
- 第2位:パナソニックホームズ
- 第3位:積水ハウス
- 第4位:セキスイハイム
- 第5位:ダイワハウス
- 第6位:トヨタホーム
- 第7位:サンヨーホームズ
- 第8位:ミサワホーム
鉄骨住宅は外気の影響を受けやすく季節によって気温差が大きく出ることもあります。
冷気や湿気への対策や通気性などの工夫が必要なので、ハウスメーカーを選ぶ際は注目してみてください。
地震や自然災害などに強い住宅を購入する上で耐震耐久は大切ですが、長く住むためには快適さも不可欠です。間取りの自由度やアフターサポートなども検討材料に入れて、じっくり選んでください。
元建設会社の設計部で意匠設計に携わっていた一級建築士。現在は集合住宅や商業施設などの企画・設計を担当する傍ら、ハウスメーカーや建築サイトの記事設計や監修・運営業務も行う。ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)といった省エネ基準にも精通しており、専門的な知見から記事を執筆している。