この記事では一条工務店ハグミー(HUGme)で建てた人の口コミや、他のプランとの比較を紹介していきます。
あの一条工務店が破格のプランとして打ち出した「ハグミー(HUGme)」は、期間&棟数限定の記念商品です。
販売期間が「いつまでなのか」やハグミー(HUGme)の特徴も調べてみましたので、ぜひ参考にして下さい。
一条工務店ハグミー(HUGme)のメリット・デメリットもあげてみました。どんな人におすすめなのか一級建築士が解説していきますね。
注文住宅ではなく規格住宅ですが、坪単価50万円は驚きです!
一条工務店で建てたいけど金額がちょっと、と迷っている人には役立つ情報満載ですよ!
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↓
- 資格:一級建築士
- 仕事:元ゼネコン設計部
- 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
- 趣味:ハウスメーカー巡り
一条工務店ハグミー(HUGme)とは?
一条工務店ハグミー(HUGme)は、設立45周年記念商品として2023年1月から全国で販売スタートしました。
期間&棟数限定で、100通り(2階建て75・平屋25通り)のプランから選択する規格住宅です。
標準仕様をシンプルにしたことで、本体価格1,490万円(税込1,639万円)という特別価格になっています。
ただ全館床暖房や太陽光パネルなど標準仕様だったものが外されているので、ちょっと注意が必要です。
では早速基本情報を見ていきましょう!
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報①価格
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報として、まずは価格の安さが驚きです。
坪単価50万円、本体価格1,490万円(税込1,639万円)からなので、ローコストメーカー並と言えます。
トリプル樹脂サッシ、太陽光、蓄電池、床暖房を入れて2100万いかないっぽい。ざっくりだし内装がどこまでついての金額かは不明だけど。ここまでついて建物価格で坪62万円くらいか…今から家の建築を検討してたら、たぶん選んでたな。
引用元:X
オプションで金額を調整できるので、本当に必要なものをじっくり選ぶことができます。
規格住宅でプランが限られているとしても、それがデメリットに感じないほどのお得感です。
またハグミー(HUGme)を選ぶことで外構や家具家電に予算をまわせてよかった、という口コミもありました。
この価格は本体価格なので、敷地調査費・外構工事費・建築確認申請・照明や家電の費用などは含まれません。これらの諸費用やオプションも含めて予算を考えましょう。
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報②プラン
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報として、100通りのプランから選ぶ規格住宅だという点です。
平屋25通り・2階建て75通りで、プロの設計士が考えた使い勝手の良いプランが揃っています。
注文住宅ではないので間取りの自由度は限られますが、その分失敗や間違いが起こりにくいですよね。
要望に合わせた間取りになっているので、とっても選びやすくなっています。
- 吹き抜け付きのリビング
- ランドリールーム付き
- 大きなバルコニー付き
- 洗濯動線を考えたファミリークローゼット付き
- 平屋
生活スタイルに合った間取りを選べば、規格住宅でも快適に住むことができます。
収納や家事動線など、イメージしながら選んでみて下さい。
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報③標準仕様
一条工務店ハグミー(HUGme)の標準仕様はこのようになっています。
構造 | 2✕4 |
外壁 | 全面タイル張り |
窓 | 複層ガラス樹脂サッシ |
空調 | 全館換気システムロスガード90 |
キッチン | キッズカウンターキッチン (一部プランでオープン型キッチン) |
風呂 | システムバス (真空断熱保温浴槽) |
収納 | ウォークインクローゼット |
断熱性能 | EPS1号相当 |
耐震等級 | 2倍耐震 |
長期優良住宅 | 適合 |
保証 | 長期30年保証 |
アフターサポート | 専用アプリ「i−サポ」で24時間対応 |
断熱性能は他のプランより劣りますが、標準仕様でも充分快適に住める住宅です。
「i−サポ」では修理依頼や問い合わせのほか、消耗品の注文などもできてとても便利ですよ。
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報④寒冷地専用モデル
一条工務店ハグミー(HUGme)には、通常プランの他に寒冷地専用モデルが登場しました。
一条工務店ハグミーファム(HUGme fam)というもので、価格が少し違います。
ハグミー(HUGme)との違いは窓と工法です。
ハグミー | ハグミーファム | |
---|---|---|
窓 | 高性能樹脂サッシ(ペアガラス) | 高性能樹脂サッシ(トリプルガラス) |
工法 | 2✕4 | 2✕6 |
どちらも断熱性能を高めた仕様なので、一条工務店らしい高性能住宅になっています。
一条工務店ハグミー(HUGme)主なオプション価格一覧
一条工務店ハグミー(HUGme)の基本情報を抑えたところで、主なオプション価格も一覧にしてみました。
標準仕様に比べてカスタムアップした場合の金額になります。
2024年1月時点での価格で、今後変更になる場合がありますのでご了承下さい。
ハグミーの標準仕様 | 参考価格 | |
---|---|---|
太陽光パネル+蓄電池 | なし | 約270万円 |
全館床暖房 | なし | 坪22,000円〜 |
トリプルガラス樹脂サッシ窓 | ペアガラス樹脂サッシ窓 | 坪22,000円 |
外壁ハイドロテクトタイル | 外壁全面タイル貼り | 坪18,000円〜 |
網戸 | なし | 坪3,300円 |
ハニカムシェード | なし | 1ヶ所6,000円〜 |
ロスガード90うるケア | ロスガード90 | 110,000円 |
タッチレス水栓 | レバー式水栓 | 32,000円 |
食洗機深型タイプ | 通常タイプ | 66,000円〜 |
カップボード | 家電収納なし | 53,000円〜 |
オールメタル対応IHクッキングヒーター | 3口IHクッキングヒーター | 73,000円 |
トールボックス付き洗面化粧台 | 多機能洗面化粧台 | 80,000円〜 |
エコキュート | 370ℓ | 22,000円〜 |
タンクレストイレ | タンクあり | 66,000円〜 |
玄関電子キー | 断熱玄関ドア | 66,000円〜 |
宅配ボックス | なし | 80,000円〜 |
他のプランでは標準仕様の全館床暖房や太陽光パネルなどがオプションとなっています。
一条工務店のHUGme(ハグミー)、安い商品を出したわけではなく、既存商品のセレクト化を進めただけだと思いますよ。 全館床暖房やトリプルサッシ、蓄電池等はいらないのになー、と考えてた人が多かったのかも。 ただ、これで展示場に行く人は増えるのでマーケティングとしてはとても上手ですね
引用元:X
必要なものだけを追加していく方法は、よりニーズに応えられる方法とも言えますね。
一条工務店ハグミー(HUGme)はいつまで?
一条工務店ハグミー(HUGme)はいつまでなのか期間を調査したところ、具体的にいつまでなのかは公表されていませんが、現在も受注可能であることが分かりました。
一条工務店ハグミー(HUGme)は2022年10月から一部地域(三重・宮崎・熊本・鹿児島)で先行販売されていたものです。
2022年12月28日まで先行キャンペーンが一旦終了し、その後2023年1月から期間&棟数限定で全国展開しています。
当初は45周年記念商品として登場したものなので、販売期間も2023年12月で終了すると思われていました。
『限定1000棟』という情報もありましたが公式発表ではなく、限定棟数も非公開のようです。
いまだ限定棟数に達していないのか販売期間が延長されたのかは不明ですが、サイトでは現在でも受注可能です。
一部フランチャイズでは受注停止していると言われた人もいるので、地域によって異なる可能性もあります。
早期に終了する可能性は十分にあるので、検討している方はお早めにお問い合わせ下さい。
静岡県浜松市中央区大久保町1227-6 株式会社 一条工務店 お客様相談室 TEL 053-485-7511 一条工務店ハグミー(HUGme)公式サイト
もし近くに住宅展示場があれば行ってみるのも方法の一つです。
いつまでなのか直接営業マンに確認できるので、一番正確な情報が得られますね。
↓
一条工務店ハグミー(HUGme)建てた人の口コミ
それではここからは、実際一条工務店ハグミー(HUGme)で建てた人などの口コミを紹介していきます。
まずは良い口コミを集めましたので、参考にして下さい。
良い口コミ
やはりコスパの良さは口コミでも多かったです。
価格が安くなった分性能を心配する声もありましたが、建てた人の実感としても全く問題なさそうですね。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミも紹介します。
オプションをつけていくと結局価格が高くなってしまう、という口コミが多く見られました。
一条工務店の他のプランは標準仕様が高性能なだけに、オプションのバランスは難しい選択ですね。
また土地と間取りの相性が合わない場合、どちらを優先させるかも悩むところです。
ハグミー(HUGme)は、発売されてまだ一年くらいの商品なので、建てた人の口コミも多くありません。
一条工務店ハグミー(HUGme)は価格に焦点を当てた商品なので、オプションさえ付け過ぎなければコスパの良さでは概ね高評価と言えそうです。今までの標準仕様で不要なものがあった人にはピッタリのプランだと思います。
一条工務店ハグミー(HUGme)メリット・デメリット
性能を保ちつつローコストを実現した一条工務店ハグミー(HUGme)のメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 価格が安い
- 標準仕様だけでも充分な性能
- 必要な設備だけ導入できる
- 細かい間取りを考えなくていい
- 打ち合わせ回数や施工期間が短い
- 通常100万円の手付金が30万円で済む
デメリット
- プランが100種類のみ
- オリジナリティは出しにくい
- キッチンなど住宅設備の選択肢が狭い
- 気に入った間取りが土地と合わないと建てられない
- オプションを増やすと割高になる場合がある
- ユーザーが少ないのでデータがない
- 割引・紹介制度は不可
コスパよく時短にもなるのがメリットですが、間取りや住設の自由度が低いのがデメリットと言えます。
新しい商品なので耐用年数やメンテナンス面でのデータがまだ乏しい状態です。
建てた人から今後どういう口コミがあるかも注目していきたいところですね。
一条工務店ハグミー(HUGme)と他のプランとの比較
一条工務店ハグミー(HUGme)は価格は抑えてあるものの、標準仕様はかなり高いです。
一条工務店で人気商品のアイスマートと、ハグミーと同じ規格商品のアイスマイルで比べてみました。
- 全館換気システムロスガード90
- 外壁全面タイル張り
- ペアガラス樹脂サッシ
- 耐震等級3以上の2倍耐震
- 断熱気密がZEH基準
- システムキッチン
- トイレ2箇所
- 真空断熱保温浴槽
- 洗面化粧台
- 初期保証30年
ハグミー(HUGme)は低価格ながら標準仕様が充実しているのがわかりますよね。
では違う点はどこかというと、価格・断熱性能です。
価格の比較
項目 | アイスマート | アイスマイル | ハグミー |
---|---|---|---|
坪単価 | 約70万円 | 約60万円 | 約50万円 |
参考:30 坪 | 約2,100万円 | 約1,800万円 | 約1,500万円 |
これにそれぞれ付帯工事費などが別途必要になります。
断熱性能の比較
項目 | アイスマート | アイスマイル | ハグミー |
---|---|---|---|
Ua値 | 0.25 | 0.38 | 0.53 |
C値 | 0.59 | 0.59 | 0.7 |
断熱材・外壁 | 140mm+50mm | 140mm | 89mm |
断熱材・天井 | 235mm | 235mm | 235mm |
断熱材・床 | 140mm+50mm | 140mm | 89mm |
窓 | トリプルガラス | ペアガラス | ペアガラス |
ハグミーは2✕4工法、アイスマートとアイスマイルは2✕6工法です。
2✕6工法は2✕4工法より壁が1.5倍ほど厚くなりその分断熱材も多く入れることができるので、断熱性能が上がります。
ハグミーは外壁や床の厚みが少ないため断熱性能は劣りますが、それでも性能としては充分です。
一条工務店ハグミー(HUGme)がおすすめな人
一条工務店ハグミー(HUGme)の特徴や口コミから、おすすめな人はこのようなタイプです。
- 全館床暖房が不要
- コスパ重視
- 必要な設備だけを盛り込みたい
- 断熱性能はそこそこでいい
- デザインや間取りにこだわりがない
- 工期を短く早く建てたい
- 家より他にお金をかけたい
家づくりをさくさく進めたい人にはピッタリのプランです。
一条工務店で建てたかった人には、低価格で建てられる絶好のチャンスでもあります。
限定商品でもあるので、迷っている人は早めに検討してくださいね。
ハグミー(HUGme)以外でも一条工務店をおすすめしない人については、以下の記事を参考にして下さい。
一条工務店ハグミー(HUGme)Q&A
- 一条工務店ハグミー(HUGme)はどうして格安なの?
-
太陽光パネルや全館床暖房など、標準仕様としていたもので外せるものは外したシンプルプランにしたからです。
他にも100通りのプランから選ぶ規格住宅なので、デザインや住宅設備を絞ることができます。
生産ラインを効率化し大量生産でのコストカット、建設費用や人件費の削減なども理由の一つです。
- 一条工務店ハグミー(HUGme)で間取りの変更はできる?
-
間取りの変更はできません。左右反転は可能です。
プランも平屋と2階建てのみになります。
2✕4から2✕6への変更もできません。
一条工務店ハグミー(HUGme)建てた人の口コミ!いつまでなのか一級建築士が解説まとめ
今回は一条工務店ハグミー(HUGme)で建てた人の口コミといつまでなのかを一級建築士が解説してきました。
ハグミー(HUGme)についてまとめると、
- 期間&棟数限定の記念商品
- 本体価格が安いのでコスパがいい
- 100通りの間取りから選ぶ規格住宅
いつまでなのかは不明でしたが、建てたいなと思っている人はなるべく早く問い合わせしてみて下さい。
一条工務店で注目のハグミー(HUGme)、コスパ重視で建てるならおすすめですよ!
元建設会社の設計部で意匠設計に携わっていた一級建築士。現在は集合住宅や商業施設などの企画・設計を担当する傍ら、ハウスメーカーや建築サイトの記事設計や監修・運営業務も行う。ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)といった省エネ基準にも精通しており、専門的な知見から記事を執筆している。