この記事では、住宅展示場へ暇つぶしに見に行くだけ・見学だけでもいいのかについて解説します。
「興味はあるけど入りづらい」「買う予定がないし見るだけはダメなの?冷やかしになっちゃう?」などちょっと躊躇してしまいますよね。
そんな風に気負わず、見に行くだけでも大丈夫ですよ。住宅展示場の見学の流れや所要時間など、一級建築士が解説していきますね。
営業マンとの上手なやり取りも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ちなみに
僕もハウスメーカー巡りは何社もしましたが、全てこちらの「持ち家計画」から申し込みました。
来場した分だけ5000円分のAmazonチケットがもらえるので、気になるハウスメーカーはここから全て回りましたよ。
実際に目で見るとかなり家づくりのイメージが湧くので、せっかくならお土産(Amazonチケット)が貰える一石二鳥なハウスメーカー巡りを楽しんでください!
↓
- 資格:一級建築士
- 仕事:元ゼネコン設計部
- 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
- 趣味:ハウスメーカー巡り
住宅展示場は暇つぶし&冷やかしOKです!
結論から言うと住宅展示場は暇つぶしでも冷やかしでもOKです!
暇つぶしに見に行くだけだとなんか悪い気がするかもしれませんが、見学だけでもなんの問題もありません。
一部予約のみのところもありますが、ほとんどは家族でもカップルでも気兼ねなく入って大丈夫です!
購入予定がなくても大丈夫
たとえ購入予定がなくても、そもそも家を建てるつもりがなくても住宅展示場を見学して大丈夫です。
イベント目的で来場する人もいますし、リフォームの参考にと見学に来る人もいます。
「冷やかしで来たと思われるのは嫌だな」と心配せず、自由に入ってみて下さい。
予約なしでも大丈夫
もちろん予約なしでも大丈夫です!
完全予約制の展示場でない限りほとんど入れます。
「なんか楽しそうだな」と思ったら、見るだけでも全然かまわないのでのぞいてみましょう。
住宅展示場見学の流れ
住宅展示場では大体次のような流れで見学できます。
- センターハウスで受付を済ませる(案内図などをもらう)
- 見たいモデルハウスに行く
- 入口でアンケートを記入
- 営業担当者から説明を受ける
- 見学タイム
- カタログをもらう
センターハウスは総合案内所のようなところで、ここでアンケートを求められる場合もあります。
嫌なら断ることもできるので、会場マップなどをもらって中に入りましょう。
イベントのスケージュールやキッズエリアもあるので、いろいろまわってみてください。
見学の所要時間
モデルハウスを見学するなら、1社見学するのにおよそ1時間は見ておきましょう。
説明を受けながら部屋を回るので移動時間もかかります。
アンケートに答えたりヒアリングがあったり、営業マンとのやり取りの時間も必要です。
見るだけなのに結構疲れることもあるので、所要時間は長めにみておくことをおすすめします。
一日でまわれるモデルハウスの数
1社につき大体1時間の見学時間とすると、1日で回れる数はおよそ2〜3社です。
暇つぶしだけなら疲れ果てるほどいなくても大丈夫ですので、都合に合わせて見学して下さい。
住宅展示場へ見学だけでもメリットあり
冷やかしだろうと見るだけだろうと、住宅展示場は楽しいし情報もたくさんあります。
すぐに家を建てる予定がなくても役立つポイントを3つご紹介しますね。
メリット①家づくりの知識が得られる
何と言っても家づくりの知識が得られるのは一番のメリットです。
最新の家の性能や新しい設備、便利なシステムや機能など住宅展示場には情報がたくさんあります。
建てる予定がなくても、素敵な間取りや家事動線の取り方など「なるほど!」と思うポイントを見つけられますよ。
メリット②一箇所で複数のモデルハウスが見られる
住宅展示場は各ハウスメーカーのモデルハウスが軒を連ねる場所です。
いろんなタイプの戸建住宅を一度に見られるのは、想像以上に楽しいし便利ですよ。
ハウスメーカーごとの特徴の違いや雰囲気などを味わうだけでも、暇つぶしにはもったいないくらいです。
メリット③インテリアなど参考になる
家を建てる予定がなくても、プロがコーディネートしたインテリアはとても参考になります。
家具の配置や選び方などの大きいものから、照明・カーテンのバランスなど活かせるアイデアがいっぱいです。
すぐに役立つヒントを見つけるつもりで、プロの技をチェックしてみて下さい。
住宅展示場へ見に行くだけのデメリット
実際家を建てるなら、頼もしい営業マンに相談できるので直接行くメリットはあります。
でも特に買う予定もなく見学するだけの場合、デメリットもあるので注意して下さい。
デメリット①営業攻撃を受ける
デメリット1つ目は、ハウスメーカーの営業マンに見学中ずっと営業攻撃を受けることです。
ハウスメーカーの営業マンは自社の商品をアピールしたいので、一生懸命説明して営業を仕掛けます。
買う意思がないことを曖昧にしたままだと、その時間も営業マンの努力も無駄になってしまいますよね。
なるべく早い段階で購入予定がないことを伝えてあげて、気楽に見学できる状況を整えましょう。
デメリット②個人情報を渡してしまう
デメリットの2つ目はアンケートなどで個人情報を渡してしまうことです。
記入を断ることもできますが、大体のハウスメーカーではモデルハウスに入る際入口で頼まれます。
よくあるアンケート内容をいくつかあげてみました。
- 住所・氏名
- 勤務先
- メールアドレス
- 予算
- 年収
- 家族構成
- 住宅購入予定の時期
- 住宅購入を検討するきっかけ
- 土地の有無
書いてしまうと、後日営業電話や案内などの郵便物が届く可能性大です。
もしセンターハウスでのアンケートに記入してしまうと、見学していないハウスメーカーからの連絡もありえます。
断れる場合は断り、書かなくてもいい欄は書かないでおきましょう。
冷やかしで営業マンにつかまらないためのコツ
暇つぶしのつもりで見学に来ただけなので、なるべく自由に見れたらいいですよね。
冷やかしで見るだけの住宅展示場で営業マンにあれこれ説明されると、気まずくなったりして困ってしまいます。
そんな時熱量ある営業マンにつかまらないためのコツが3つあります。
- 正直に購入意欲がないことを言う
- 滞在時間を決める
- 椅子には座らない
お互い気を使わずに過ごせるために効果的な方法ですので、ぜひ実践してみて下さい。
①正直に購入意欲がないことを言う
何度も言っていることですが、見学だけで買う予定はないことは早めに正直に伝えて下さい。
そのせいで追い出されたりしませんし、営業マンがずっとついて回ることもありません。
将来買ってくれるかもしれないとの期待から、気持ちよく見せてくれると思います。
②滞在時間を決める
「今日は30分くらいしか時間なくて」など最初に断っておくと、相手もそれ以上しつこくしません。
もしもイベントが開催されていたら「あのイベントに参加するので」と最初に言いましょう。
あらかじめ滞在時間を決めて相手に伝え、自分で調整して見てまわるのは問題ありませんよ。
③椅子には座らない
勧められても、椅子には座らないようにしましょう。
営業マンの話がおもしろかったり説明がうまかったりすると、お互いだんだん打ち解けてきます。
「とりあえず座りましょうか」などと言われて座ってしまうと、完全に相手のペースにのまれる流れです。
お茶が出てきたりお菓子が出てきたり、パンフレットを並べられて説明が始まります。
お子さんがいたらおもちゃなどもプレゼントされ、いよいよ断りにくい状況になるので注意して下さい。
冷やかしで住宅展示場を見学するだけのよくあるQ&A
- 住宅展示場は子供連れでも大丈夫?
-
大丈夫です!
家族で来場する人たちのために、子供用の遊び場やプレゼントなども用意されています。
子供連れでも歓迎されるところが多いですから、見学だけの場合でも安心してください。
- 見学だけなのにアンケート記入は必要?
-
住宅展示場によっては、センターハウスでのアンケートは記入する必要があります。
来場特典がもらえたりするので、書けるところだけ記入するのでも大丈夫です。
- 冷やかしでも気にせず見れる日とかある?
-
冷やかしで見るだけなら土曜や日曜、祝日がおすすめです。
イベントが開催されている場合が多いので、購入目的でない人もたくさん来場しています。
混雑しますが、その分気楽に見学できて楽しいかもしれません。
営業マンも他のお客さんの対応に追われていたりすると、あまり寄ってこないですよ。
【暇つぶしOK?】住宅展示場へ冷やかしに見学だけ・見に行くだけでもいいのかまとめ
今回は、住宅展示場へ暇つぶしに見に行くだけ・見学だけでもいいのかを解説してきました。
結論は、冷やかし・暇つぶし・見に行くだけ・見学だけでもOKです!
ほんとに興味がなく暇つぶしで入ったとしても、見てるだけでワクワクしてくることもあります。
どんどんイメージが湧いてきて、建てたくなるかもしれませんよ。
もしお近くに住宅展示場があったら、見るだけだからと遠慮せずぜひ一度見学してみましょう!
元建設会社の設計部で意匠設計に携わっていた一級建築士。現在は集合住宅や商業施設などの企画・設計を担当する傍ら、ハウスメーカーや建築サイトの記事設計や監修・運営業務も行う。ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)といった省エネ基準にも精通しており、専門的な知見から記事を執筆している。