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全館空調ハウスメーカーランキング!おすすめメーカー一覧を一級建築士が比較

全館空調ハウスメーカーランキング!おすすめメーカーを一級建築士が解説

この記事では全館空調が得意なハウスメーカーをランキング形式で紹介していきます。

全館空調が得意なハウスメーカーとはシステムの性能が高く、施工実績も多くて慣れているということが重要です。

一級建築士ヒロ

慣れていないハウスメーカーだと、ダクト設置の不備で送風がうまくいかなかったり音がうるさかったりトラブルが発生しやすいです。

アレルギーやヒートショック対策にも効果があるので、家族の健康のために導入を検討したいですよね。

そこでおすすめのハウスメーカーの性能や価格などを比較して一覧にしました。

全館空調を迷っている人はぜひ参考にしてください。

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著作・監修者
ヒロ
監修者:ヒロ
  • 資格:一級建築士
  • 仕事:元ゼネコン設計部
  • 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
  • 趣味:ハウスメーカー巡り

プロフィールの詳細はこちら>>

目次

全館空調ハウスメーカーランキング!おすすめメーカー10選を一覧で比較

全館空調とは、家全体の空気環境をを24時間快適な状態に保つシステムです。

初期費用・保証期間も合わせて一覧にしてみました。

ハウスメーカー商品名初期費用保証期間
パナソニックホームズエアロハス約200万円〜250万円2年
三井ホームスマートブリーズ約150万円〜300万円10年
桧家住宅Z空調約110万円〜150万円10年
トヨタホームスマート・エアーズ約100万円10年
セキスイハイム快適エアリー約80万円〜150万円10年
一条工務店全館さらぽか空調要問合せ10年
アキュラホーム匠空調システム約250万円10年
ミサワホームエアテリア約100万円〜300万円10年
ヤマト住建YUCACOシステム約100万円10年
三菱地所ホームエアロテック標準仕様10年
全館空調ハウスメーカーランキング一覧

また全館空調システムにはいくつかタイプがあります。

タイプ特徴
天井吹き出し型天井内のダクトを通って各場所の天井吹き出し口から冷暖気を送る
床下冷暖房型床下基礎部分を断熱して温度調節し、床ガラリ(床下と室内をつなぐ換気口)から冷暖気を送る
壁パネル輻射型壁に冷暖房パネルを設置し、輻射熱で冷暖房する
壁掛けエアコン型壁掛けエアコン1台で各所の送風口へ冷暖気を送る
全館空調システムのタイプ一覧

吹き出し口が上に付いているか下から送風されるかで、家具の配置やメンテナンスにも関係してきます。

比較するポイントとして加湿機能や気密・断熱性能も記載しながら、次から詳しく解説していきますね。

①パナソニックホームズ(エアロハス)

出典:パナソニックホームズ

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー1つ目はパナソニックホームズです。

商品名エアロハス
タイプ天井吹き出し型
加湿機能なし
気密・断熱UA値0.6 ZEH対応
初期費用約200万円〜250万円
保証期間2年保証(住宅設備として)
パナソニックホームズ・エアロハス概要 ※プランなどにより異なります。

パナソニックホームズが提供する全館空調システム「エアロハス」は空調性能と省エネを両立させたのが特徴です。

空調性能省エネ
・床下空間が自然フィルター
・エアロハス専用エアコンで高効率
・HEPAフィルターで花粉やPM2.5まで除去
・各所センサーでの温度管理
・温度変化の少ない地熱の活用
・部屋ごとの温度調整が可能
・不在の部屋は「自動セーブ運転」
・長期外出時は「おでかけモード」

床下空間で粒子の大きいものを取り除き、さらに高性能フィルターでクリーンルーム並みの清浄効果を発揮します。

徹底した温度管理で日当たりの変化にも対応、真夏のペットのお留守番でも安心です。

天井や外壁の他基礎の内側まで断熱材を入れてあり、温度変化の少ない地熱で外気温が緩和され稼働負荷も軽減できます。

また専用エアコン本体には自動お掃除機能がついているのもおすすめポイントです。

半年に一度ゴミを取り除いたりフィルターを掃除するだけでいいので、お手入れも簡単で助かりますよ。

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パナソニックホームズは標準仕様でUA値0.6の断熱性能なので、全館空調との相性は抜群です。全館空調システムでは初めて2019年省エネ大賞を受賞しました。

②三井ホーム(スマートブリーズ)

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー2つ目は三井ホームです。

商品名スマート・ブリーズ
タイプ天井吹き出し型
加湿機能あり
気密・断熱UA値0.39 ZEH対応
初期費用約150万円〜300万円
保証期間10年保証
三井ホーム・スマートブリーズ概要 ※プランなどにより異なります。

三井ホームは全館空調の施工実績はなんと累計35,000台以上という、得意中の得意のハウスメーカーです。

三井ホームの全館空調システムは「スマートブリーズ」ですが、1台7役という優秀さを誇っています。

暖房・冷房・加湿・除湿・換気・空気清浄・脱臭の7役!

特に業界初の加湿機能標準装備は風邪や乾燥予防にも効果的で、家族の健康にも一役買っているんです。

さらにスマートブリーズには3つのタイプがあります。

  • スマートブリーズ・エース・・・部屋別温度調整可能【2020年省エネ大賞受賞】
  • スマートブリーズ・プラス・・・高性能空気清浄機能を装備
  • スマートブリーズ・ワン・・・・加湿・脱臭などがないシンプルタイプ

もともと高断熱の木造住宅を提供しているので全館空調も効率よく、その分経済的です。

三井ホームと言えばデザイン性の高さですが、どんな間取りでも温度差がないので自由度も活かせます。

吹き抜けでも勾配天井でもデザイン性を損なうことなく、同時に快適性も実現可能です。

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三井ホームはハイコストハウスメーカーですし全館空調の初期費用も高いです。スマートブリーズ・ワンなら家庭用エアコン1台という設計なので、初期費用・メンテンナンス・電気代などを抑えられておすすめです。

③桧家住宅(Z空調)

出典:桧家住宅

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー3つ目は桧家住宅です。

商品名Z空調
タイプ天井吹き出し型
加湿機能なし
気密・断熱断熱等性能等級4 ZEH対応
初期費用約110万円〜150万円
保証期間10年保証
桧家住宅・Z空調概要 ※プランなどにより異なります。

桧家住宅の全館空調システムは、販売開始から6年間で22,000件も採用された大ヒット商品「Z空調」です。

フロアごとに1台ずつエアコンが設置されているので、季節を問わず各フロアごとの温度調節ができます。

吹き出し口のルーバー(羽板)が動かせるので、風の角度や風量なども自由に調整出来て便利です。

春や秋など温度調節が不要な時期は、エアコンを止めて換気だけを個別稼働できるので電気代も節約できます。

お手入れも簡単で、家庭用エアコンと同様のフィルター掃除と外気換気フィルターを掃除機で吸うだけで済むんですよ。

大手ハウスメーカーよりも坪単価が安い分、全館空調システムを入れやすいのではないでしょうか。

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Z空調本体に加湿機能はありませんが、「極楽加湿」との併用で24時間オート加湿できます。「極楽加湿」は壁付給水コンセントから給水もスイッチひとつ、しかも軟水カートリッジ付きです。湿度管理も自動なので、気になる方はチェックしてみて下さい。

④トヨタホーム(スマート・エアーズ)

出典:トヨタホーム

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー4つ目はトヨタホームです。

商品名スマート・エアーズ
タイプ天井吹き出し型
床下冷暖房型
加湿機能あり
気密・断熱UA値0.5〜0.56 ZEH対応
初期費用約100万円
保証期間10年保証
トヨタホーム・スマート・エアーズ概要 ※プランなどにより異なります。

トヨタホームの全館空調システムは「スマート・エアーズ」で、吹き出し口が天井と床の両方にあるのが特徴です。

これで天井と床の気温差が±1度未満という快適さが実現でき、さらに加湿・除湿機能もつけられます。

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HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)を利用すれば、スマホで全館空調の遠隔操作が可能になります。電気設備とつなぐことで電気の使用量や発電量などを見える化するHEMSと全館空調の連携で、無駄なエネルギー消費を抑えることが出来ます。

1階と2階で空調が独立しているのでフロアごとの温度調整もでき、初期費用が低めの設定なのも導入しやすい点です。

断熱等性能等級は最高等級4の高断熱住宅ですから、きれいで快適な空気をずっとキープできます。

⑤セキスイハイム(快適エアリー)

出典:セキスイハイム

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー5つ目はセキスイハイムです。

商品名快適エアリー
タイプ床下冷暖房型
加湿機能なし
気密・断熱UA値0.46 ZEH対応
初期費用約80万円〜150万円
保証期間10年保証
セキスイハイム・快適エアリー概要 ※プランなどにより異なります。

セキスイハイムの全館空調システムは「快適エアリー」で、空気の清浄機能においてはハイレベルの商品です。

快適エアリーのフィルターはかなり優秀で、3枚のフィルターで屋内の空気をどんどんきれいにします。

  • 1枚目・プレフィルター・・・0.5mm以上のゴミを除去
  • 2枚目・HEPAフィルター・・花粉や0.3μm以上の微粒子を99.97%捕集
  • 3枚目・NO₂フィルター・・・排気ガスなど80%以上除去
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セキスイハイムは空気の質に対する意識が高く、シックハウス症候群の物質測定を全邸で計測してくれます。さらに抗ウイルス加工フィルター採用で抗菌機能もアップさせました。入ってくるウィルスはもちろん、服などについたまま持ち込んでしまったウィルスの繁殖を抑える効果もあるんです。

花粉症やアレルギーのある方、道路に面した立地などでも家の中は快適に過ごすことが出来ます。

全館空調を「家全体」と「1階だけ空調2階はエアコン」の2つあるので、生活スタイルによって選択可能ですよ。

⑥一条工務店(全館さらぽか空調)

出典:一条工務店

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー6つ目は一条工務店です。

商品名全館さらぽか空調
タイプ天井吹き出し型
床下冷暖房型
加湿機能あり
気密・断熱UA値0.25 ZEH対応
初期費用要問合せ
保証期間10年保証
一条工務店・全館さらぽか空調概要 ※プランなどにより異なります。

一条工務店の全館空調システムは「全館さらぽか空調」ですが、他のハウスメーカーのとは特徴が少し違います。

湿度調整換気システムと全館床冷暖房にサーキュレーターを併用したシステムなので、エアコン使用ではありません。

冬は床下のパイプにお湯を流して床暖房、夏は常温程度の水を流して涼しくする仕組みです。

湿度調整換気システムの中に入っているローターで、冬は加湿・夏は除湿して調整します。

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サーキュレーターは夏に使用し、室内の空気を循環させて快適さを保ちます。床下のパイプはいくつかのエリアに分かれているので、部分的に温度調整もできますよ。

初期費用は要問合せですが、目安として坪数×15,000円が相場と言われています。

⑦アキュラホーム(匠空調)

出典:アキュラホーム

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー7つ目はアキュラホームです。

商品名匠空調
タイプ壁掛けエアコン型
加湿機能あり
気密・断熱UA値0.6以下 ZEH対応
初期費用約250万円
保証期間延長保証10年
アキュラホーム・匠空調概要 ※プランなどにより異なります。

アキュラホームの全館空調システムは「匠空調」で、小屋裏に設置した1台のエアコンからダクトを通して空調します。

夏は天井から冷房、冬は天井と床下から暖房するので一年中快適です。

タイマー機能やエリアごとの温度設定など細かい調整も可能なので、さらに効率よく稼働できます。

個別エアコンの間欠運転と24時間運転の匠空調の光熱費を比較したところ、ほぼ同額の結果が出ました。

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家自体もZEH対応の高性能住宅しかも完全自由設計ですから、エアコンのないすっきしりた見た目でデザイン性の高い家づくりができます。

3ヶ月に一度フィルターのホコリを取ったりさっと洗うだけでいいので、お手入れも簡単ですよ。

⑧ミサワホーム(エアテリア)

出典:ミサワホーム

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー8つ目はミサワホームです。

商品名エアテリア
タイプ天井吹き出し型
加湿機能あり
気密・断熱UA値0.39 ZEH対応
初期費用約100万円〜300万円
保証期間10年保証
ミサワホーム・エアテリア概要 ※プランなどにより異なります。

ミサワホームの全館空調システムは「エアテリア」で、「熱交換型フロアセントラル換気システムA7」搭載です。

給気と排気の際に熱交換するのでエネルギーロスが少なく、全館空調を効率的に行うことが出来ます。

標準フィルターと高捕集外気フィルターで大気汚染物質の侵入も防げるので、空気環境は高水準です。

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排気と給気の熱交換とは、給気する外気の温度を排気する室内の温度で調整する仕組みです。0℃の外気を給気する時、20℃の室内排気で15℃まであたためればあと5℃だけ温度調整すればいいので室内機の負荷が減ります。

加湿機能は滴下浸透式加湿器がオプションでつけられますので、乾燥が気になる方は営業マンに相談してみて下さい。

⑨ヤマト住建(YUCACOシステム)

出典:ヤマト住建

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー9つ目はヤマト住建です。

商品名YUCACOシステム
タイプ壁掛けエアコン型
加湿機能要問合せ
気密・断熱UA値0.26 ZEH対応
初期費用約100万円
保証期間10年保証
ヤマト住建(YUCACOシステム)概要 ※プランなどにより異なります。

ヤマト住建の全館空調システムは「YUCACOシステム」で、ルームエアコン1台で全館空調するシステムです。

エアコン1台なので小規模住宅でも導入可能、月々の電気代もかなり抑えることができます。

高性能エアコンなので花粉やPM2.5まで除去でき、高性能住宅エネージュシリーズに搭載すればさらに効果的です。

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空気循環機能に加湿機能を装備した住宅を提供開始すると発表されました。天井埋込形加湿ユニット「AQUA Sitter(アクアシッター)」を 装備する住宅の提供は2024年3月1日より開始されるそうです。

ヤマト住建は省エネ大賞やハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーなど多数の受賞歴があるハウスメーカーです。

⑩三菱地所ホーム(エアロテック)

出典:三菱地所ホーム

全館空調ハウスメーカーランキング、おすすめメーカー10こ目は三菱地所ホームです。

商品名エアロテック
タイプ天井吹き出し型
加湿機能要問合せ
気密・断熱UA値0.5 ZEH対応
初期費用標準装備
保証期間10年保証
三菱地所ホーム(エアロテック)概要 ※プランなどにより異なります。

三菱地所の全館空調システムは「エアロテック」で、1台の床置型室内機で全館空調できるシステムです。

カテキン入り空気清浄フィルターと高性能除塵フィルターで、花粉や粉塵を97%もカットできます。

ゾーン制御で各部屋ごとに温度設定しておけば、日が当たる時間になると自動で温度調整されるので便利です。

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エアロテックの大きな特徴として、新築だけでなくリフォームでも導入可能だという点があります。リフォームの際に全館空調を採用したいと思ったら、ぜひ検討してみて下さい。

オプションでつけられる加湿機能は深紫外線LEDを搭載しているので、菌やウィルスを除去してくれます。

全館空調が得意なハウスメーカーの比較ポイント5つ

全館空調でおすすめハウスメーカーを紹介しましたが、まだ迷っているという方は次のポイントで比較して下さい。

  1. 全館空調のタイプを比較
  2. 導入コストを比較
  3. 気密・断熱の性能を比較
  4. 加湿機能を比較
  5. アフターサービスを比較

どれも全館空調を選ぶ際の肝となるポイントなので、比較する時参考にすると選びやすくなりますよ。

①全館空調のタイプを比較

全館空調の温度管理システムには4つのタイプがあります。

特徴をまとめたのが下の一覧表です。

タイプ特徴
天井吹き出し型天井内のダクトを通って各場所の天井吹き出し口から冷暖気を送る
床下冷暖房型床下基礎部分を断熱して温度調節し、床ガラリ(床下と室内をつなぐ換気口)から冷暖気を送る
壁パネル輻射型壁に冷暖房パネルを設置し、輻射熱で冷暖房する
壁掛けエアコン型壁掛けエアコン1台で各所の送風口へ冷暖気を送る
全館空調タイプ別一覧

壁掛けエアコン型はコストを抑えることができたり、天井吹き出し型はメンテナンス性が高いなど特徴が違います。

電気代やフィルター代などのランニングコストも含めて、営業マンに詳しく聞いておきましょう。

また、全館空調システムには2つの販売方式があります。

ハウスメーカー系列

ハウスメーカーと全館空調システムがセットなので他のシステムは導入できません。

(パナソニックホームズ、トヨタホーム、セキスイハイム、三井ホームなど)

ビルダーフリー系列

建てる人が全館空調メーカーを選ぶことができます

(桧家住宅のZ空調、ヤマト住建のYUCACOシステム、三菱電機のエアリゾートなど)

ハウスメーカー系列は独自開発のオリジナルシステムなので、自社以外では導入できません。

全館空調は空調の方法や工事の仕方に違いがありますので、構法に適したシステムを導入するのがおすすめです。

もし導入したい全館空調システムがあるなら、それが可能なハウスメーカーかどうか確認して下さいね。

②導入コストを比較

全館空調の導入には初期費用がかかりますが、その金額もメーカーによって差があります。

全館空調システムの他に専用の建築工事費も必要になるため、導入するかどうかは大きく迷うところですよね。

総額での平均はおよそ150万円〜300万円で、その後のメンテナンス費用も考慮しなくてはいけません。

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コストに差が出るポイントとして「性能」「全館空調のタイプ」「設備工事の方法」などがあります。メンテナンス費用は点検やフィルター代など回数や交換間隔で違ってきますので見落とさないようにしましょう。

システムや施工方法がシンプルなものもありますので、性能と合わせてコスト面からも比較してみてください。

③気密・断熱の性能を比較

全館空調の良さを充分発揮させるには、気密・断熱の性能は大きく影響します。

せっかく高性能のシステムを入れても、家が隙間だらけだったり外気の影響を受けやすくては空調できないからです。

一級建築士ヒロ

気密性はC値、断熱性能はUA値で表されます。どちらも数値が低いほうが高性能ですので、ハウスメーカーごとに数値が出ていたらちょっと注目してみて下さい。

省エネ住宅の基準となるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応かどうかもわかりやすいのでおすすめです。

高気密・高断熱は全館空調には必須条件ですので、高性能かどうかしっかり比較しましょう!

④加湿機能を比較

全館空調は温度調整は得意ですが湿度に関してはハウスメーカーごとに違います。

乾燥が気になる季節は加湿機能があると嬉しいですが、カビの原因にもなるので採用しないメーカーもあるんです。

機能が増えれば費用もかかりますが、全館空調でカバーできる方が良ければ検討してもいいと思います。

加湿機能付きの全館空調システムを選ぶか、必要なときだけ加湿器を利用するか考えておきましょう。

⑤アフターサービスを比較

全館空調は初期費用がかなりかかりますが、住んでからもメンテナンスが必要です。

24時間365日稼働してるので、点検や保証などのアフターサービス充実度を比較しましょう。

  • 保証期間と保証内容
  • 無償メンテナンスの範囲
  • 定期点検の回数
  • 故障などトラブルへの対応

アフターサービスを有効利用することで、全館空調自体長持ちさせることもできます。

思わぬ出費を抑えるためにも、アフターサービスの内容は充分チェックして下さい。

全館空調ハウスメーカーランキング!おすすめメーカー一覧を一級建築士が比較まとめ

今回はおすすめの全館空調ハウスメーカーをランキング形式にして、一級建築士が解説してきました。

一覧はこのようになりました。

  1. パナソニックホームズ(エアロハス)
  2. 三井ホーム(スマートブリーズ)
  3. 桧家住宅(Z空調)
  4. トヨタホーム(スマート・エアーズ)
  5. セキスイハイム(快適エアリー)
  6. 一条工務店(全館さらぽか空調)
  7. アキュラホーム(匠空調システム)
  8. ミサワホーム(エアテリア)
  9. ヤマト住建(YUCACOシステム)
  10. 三菱地所ホーム(エアロテック)

また全館空調が得意なハウスメーカーを比較する時のポイントは5つありました。

  1. 全館空調のタイプを比較
  2. 導入コストを比較
  3. 気密・断熱の性能を比較
  4. 加湿機能を比較
  5. アフターサービスを比較

全館空調を取り入れるかどうか悩む理由として、コスト面・導入の必要性・メンテナンス性があげられます。

家族構成や在宅時間の長さ、予算によっても変わってきますのでじっくり検討してください。

一年中家族みんなが快適に過ごせる家づくりを目指して、ピッタリのハウスメーカーを見つけてくださいね。

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