この記事ではやめた方がいいハウスメーカーをランキング形式で紹介していきます。
理想の家を建てるためにまず最初に悩むのはハウスメーカー選びですよね。
ハウスメーカーについていろいろ調べていくと、不安になってしまう情報を目にすることがあります。
そこで一級建築士から見てやめた方がいいハウスメーカーの特徴と、おすすめしない理由をランキングにしてみました。
契約してからでは遅いので、ハウスメーカー選びは慎重に。安心して任せられるかどうかが大事ですよ。
実際建てた人の口コミもSNSから紹介していますので、リアルな声として参考にしてくださいね。
ちなみに
僕もハウスメーカー巡りは何社もしましたが、全てこちらの「持ち家計画」から申し込みました。
来場した分だけ5000円分のAmazonチケットがもらえるので、気になるハウスメーカーはここから全て回りましたよ。
実際に目で見るとかなり家づくりのイメージが湧くので、せっかくならお土産(Amazonチケット)が貰える一石二鳥なハウスメーカー巡りを楽しんでください!
↓
- 資格:一級建築士
- 仕事:元ゼネコン設計部
- 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
- 趣味:ハウスメーカー巡り
やめた方がいいハウスメーカーランキング!特徴とおすすめしない理由9選
やめた方がいいハウスメーカーランキングは、このようになりました。
- 他社を否定する
- 営業マンが嘘をつく
- 要望に沿った提案ができない
- すぐに値引きの話をする
- 建売住宅を売りつけようとする
- 契約を迫る言い方をする
- 営業がしつこい
- 会社の業績が良くない
- 建設の現場に問題がある
せっかく建てるマイホームですから、きちんと信頼関係を築けるハウスメーカーにお願いするべきです。
ハウスメーカーとの関係性を築く上で、初期の段階でも判断できるようなわかりやすいポイントをあげてみました。
相談中に違和感を感じるようなことがあったら、なりゆきで契約せず冷静に判断してください。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第1位:他社を否定する
やめた方がいいハウスメーカーランキング第1位は、他社を否定するハウスメーカーです。
相手のいないところで姑息な手を使うこと自体、信用に足る相手とは思えません。
誠実さや敬意を払う姿勢がないということは、あなたの話も親身になって聞かない可能性は大です。
複数のハウスメーカーを比較検討するのはあなたであって営業マンではありません。
自社のいいところではなく不用な情報を与えるようなハウスメーカーは、早めにやめた方がいいでしょう。
「鉄骨メーカーの人が木造は地震に弱いと言ってました!」「木造メーカーの人が鉄骨は寒いと言ってました!」いろんな住宅展示場や建築会社に通った方々からこういう話をたくさん聞かされた事があります!私の感想は、両者共シンプルにダサい!他社を貶して自社を引き立たせる手法が本当にダサい!
引用元:X
「自社商品に自信がなく、他社を貶めることでそれを隠そうとしている印象」から、営業マンの不誠実さを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第2位:営業マンが嘘をつく
やめた方がいいハウスメーカーランキング第2位は、営業マンが嘘をつくハウスメーカーです。
「できます」「やります」「大丈夫です」など一見頼もしく見えますが、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
何でもすぐに断言するのは危険ですし、確認して返答する慎重さやデメリットを説明して理解を得ることも必要です。
性能や技術に嘘があったり正しい情報を提供してくれないと、不具合が出てからでは取り返しがつかなくなります。
あとになって無理だとわかったり大幅に予算オーバーするなど、失望させられることもあるのでやめた方がいいです。
壊れた食洗機の件。 ハウスメーカーに見積もりお願いしたのだけど、返信が遅い。 いつまで手洗いすることになるのか。 もう、買っちゃう?ネットで。
引用元:X
「不確実な約束や根拠のないやる気はその場しのぎの可能性が高い」ので、営業マンの無責任さを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第3位:要望に沿った提案ができない
やめた方がいいハウスメーカーランキング第3位は、要望に沿った提案ができないハウスメーカーです。
家を建てるには住宅についてだけでなく、お金・法律・ライフスタイルの変化など様々な知識が必要になります。
それをフルに駆使して一緒に考えてくれるのが理想的ですが、次のような場合は気をつけてください。
- 予算内で最大限の提案ができない
- 要望を無視しておすすめを提供しようとする
- 要望通り出来ない場合の代替案がない
- お互いのイメージを共有できない
- いま不安に思っていることを解消してくれない
人によって家を建てる上での優先順位は違うのに、少しでもいいものをという気持ちが強すぎる人もいます。
善意から高性能の設備を勧められても、限られた予算では出来ないことも理解してほしいところです。
そのせいで生活を切り詰めることになったり、欲しかった設備を諦めるようでは本末転倒です。
建てた後住む人の気持ちを想像できないハウスメーカーはやめた方がいいでしょう。
加えてうちがやってもらったハウスメーカー、家事は私がやるのに私の話あんまりちゃんと聞いてくれなくてコンセントを食卓の近くにつけて欲しいってのも子供部屋の押し入れスペースのとこに扉じゃなくてカーテンレールつけてってのも取り入れてなくて…今思い出しても腹立つ…
引用元:X
「顧客目線を持たず、押し付けがましい提案しか出来ない」のは、営業マンのノウハウ不足を感じるという点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第4位:すぐに値引きの話をする
やめた方がいいハウスメーカーランキング第4位は、すぐに値引きの話をするハウスメーカーです。
値引き分を最初から盛り込んで金額を設定しているのでは?という疑問が生まれて嫌な気持ちになります。
極端に安くなる場合、品質に問題がないかどうかも不安になりますよね。
価格以外で差別化できるような特徴がなく、選択基準を性能から金額へとずらそうとしているように思えます。
いくら契約を取りたいとしても、最初に値引きを交渉の材料にするハウスメーカーはやめた方がいいです。
両親が契約しようとしてるHM 営業さんから耐震等級1に変更したら 200万ほど値引きできますって言われた って言っててビックリしてる ナニソレ
引用元:X
「安ければいいんでしょ、と最初から顧客を軽んじる印象」から、営業マンの傲慢さを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第5位:建売住宅を売りつけようとする
やめた方がいいハウスメーカーランキング第5位は、建売住宅を売りつけようとするハウスメーカーです。
注文住宅の相談に来ているのに建売住宅を勧めるのは、どう考えても不自然ですよね。
売れ残ったものを押し付けたいという魂胆が見えるし、こちらの言う事を全く聞いていない態度です。
売れ残るには理由があるし、問題がある住宅の可能性も考えられます。
最初から話をすり替えようとするハウスメーカーは、当然やめた方がいいでしょう。
僕の家が完成した去年の夏頃、同じタイミングで勤めてる会社のすぐ側に某HMの建売住宅が四棟完成して売り出されたけど、まだ売れてない。 完成から半年、まだ一戸も売れてないけど、どうすんだろ( ˙ཫ˙ ) 値段は下げてないみたいだけど、いつまでもそのままには出来ないだろうし。
引用元:X
「在庫処分を急ぐような商品の扱い方と態度では契約後も顧客の声に耳を貸さない印象」から、営業マンの浅慮と短絡的なぞんざいさを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第6位:契約を迫る言い方をする
やめた方がいいハウスメーカーランキング第6位は、契約を迫る言い方をするハウスメーカーです。
これは自社都合か営業マンの事情が大いに関係しているので、それに巻き込まれてはいけません。
坪単価が上がる・キャンペーンが終わるなどの言葉に焦って契約しないでください。
話を盛っていたり必要なことを言わなかったりと、正しい判断ができなくなってしまいます。
自分の利益のために顧客を利用するようなハウスメーカーは、やめた方がいいでしょう。
ワイは売主側仲介だけど、買主側の業者の都合で月内契約急かされるのホンマ買主さん可哀想やわ。(なおこちらは全く急いでいない) 不動産屋もハウスメーカーも、アホみたいに月内契約にこだわるからな。 それで急かして無理して契約して、後々請負の変更契約で予算増加とかでクレームになるとかあるある
引用元:X
「誰のための家づくりかを見失っている印象」から、営業マンのプロ意識の低さと未熟さを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第7位:営業がしつこい
やめた方がいいハウスメーカーランキング第7位は、営業がしつこいハウスメーカーです。
押しが強いでは済まないような強引さや圧迫感を感じる営業マンはストレスの原因になります。
相手の迷惑を考えずプレッシャーを与えるやり方に、ゆっくり考えることが出来ません。
ノルマや会社の事情を気にする営業マンは、目線が顧客に対してではなく自社に向いています。
これでは希望を叶えてくれるとは到底思えないので、やめた方がいいでしょう。
公園で遊んでたらハウスメーカーの人が営業にきてほんと困った
引用元:X
子供達遊んでるから逃げられないし、新人さんだからなのか声のかけ方がなんかこわくてめっちゃビビった ノルマがあるらしくて書いてくださいってお願いされたけどこわすぎて断ってしまった
「相手の状況を考えず思いやりのない印象」から、営業マンの自己中心的な身勝手さを感じる点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第8位:会社の業績が良くない
やめた方がいいハウスメーカーランキング第8位は、会社の業績が良くないハウスメーカーです。
家は建ててからのメンテナンスが長いスパンで必要なので、会社が倒産するとそのサービスが受けられません。
お金も時間もかかる屋根や壁のメンテナンスを、どこに頼んだらいいのか途方に暮れてしまいます。
もし契約途中で倒産した場合、契約金の返金もなく家も建たないという最悪のケースだって考えられるのです。
「ハウスメーカー名 受注速報」で検索し、マイナス幅が大きいところはやめた方がいいでしょう。
倒産した某工務店で建てた人のブログを見つけてしまった。社長も設計士さんも連絡取れず、らしい…。この人以外にも困っている人はいるんだろうなぁ…。うちが頼んだHMがもし倒産したら・・・うぅ、考えただけで怖い(- -;
引用元:X
「経営状態の悪さから利益回収を急いだり、突貫工事で低品質のものを提供される不安」から、ハウスメーカーと自分たちの将来が悪い方にリンクしてしまう点がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーランキング第9位:建設の現場に問題がある
やめた方がいいハウスメーカーランキング第9位は、建設の現場に問題があるハウスメーカーです。
働いている職人さんたちのモラル、道具などの管理の仕方はそのまま家づくりに繋がっています。
清潔で安全な現場を保ちながら仕事をしているハウスメーカーは、管理や配慮が行き届いている証拠です。
意識の低い現場でつくる家は、品質や施工に問題が出てきたり工期の遅れを招きます。
不衛生さや騒音などはご近所とのトラブルにもなりかねないので、やめた方がいいでしょう。
私が家建てた時のハウスメーカーに言われたのは 今まで顔合わせしていたメーカーさんが工事するわけじゃないので 感謝の差し入れと 見てるで?の様子見は最低でも1週間に1回はと言われました。 本当に極稀の悪い例で本当に申し訳ないですが タバコの吸い殻を下に埋めたりという事もあったそうです。
引用元:X
「現場の環境・道具・職人さんやまわりの住人に対する安全の確保などが不十分だと、家に対しての品質管理も雑な印象」から、安全に対する配慮と管理能力の欠如がおすすめしない理由です。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法5選
ここからは、やめた方がいいハウスメーカーを選ばないためにはどんな方法があるかを5つご紹介します。
- 1社だけで即決しない
- 標準仕様や保証内容などをしっかり確認する
- やり取りは記録しておく
- 現場や完成見学会に参加する
- 中立の第三者に相談する
ハウスメーカーの意見ばかり優先されると、思っていたのと違う家ができてしまうこともあります。
後悔しない家づくりのために、ひとつずつ解説していきますね。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法①1社だけで即決しない
どんなに急いでいたとしても、1社だけで即決しないことです。
自分の理想を形にしてくれる技術やサービスを持ったハウスメーカーを丁寧に探してください。
複数のハウスメーカーで見積もりを取り、比較して納得してから契約しないと後悔します。
金額と品質が見合わないのはやめた方がいいハウスメーカーなので、情報はたくさん集めましょう。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法②標準仕様や保証内容などをしっかり確認する
標準仕様や保証内容はハウスメーカーによって違いますので、設備やメンテナンスなど確認が必要です。
選択できないプランだったり必要なものが含まれていないと、予算にも影響が出ます。
安全性・デザイン性・高性能・省エネなど、つくりたい家に沿った機能が備わっているかも確認してください。
イメージに合うサービスがないのはやめた方がいいハウスメーカーなので、じっくり検討しましょう。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法③やり取りは記録しておく
こちらからの希望や営業マンの返答など、やり取りは記録しておくのが大切です。
家づくりのノートを作ってイメージを共有したり、アドバイスを書き込んだりする方法もあります。
予算の管理や話のズレ、仕様に関しての説明があったかどうかなど見直すことで気づけますよ。
言った言わないで揉めるのはやめた方がいいハウスメーカーなので、忘れないためにも記録しておきましょう。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法④現場や完成見学会に参加する
そのハウスメーカーの仕事ぶりを知るためにも、現場を見に行って職人さんたちの様子を見るのはおすすめです。
自分がお願いしても誠実に仕事をしてくれるかどうか、働き方や道具の扱い方などから判断できます。
実際完成した家を見に行くことで、壁や床の感触や音の響き具合など具体的な情報が得られておすすめです。
施工技術など何か不安を覚えたらやめた方がいいハウスメーカーなので、しっかりチェックしてください。
やめた方がいいハウスメーカーを選ばない方法⑤中立の第三者に相談する
ハウスメーカーの営業マンや設計士と施主だけでは、話がまとまらなかったり突破口が見つからない場合があります。
家を建てたことがある友達や知り合いの大工さん、FPの資格がある知人などの意見を参考にしてみましょう。
思わぬ発見があったり的確なアドバイスがもらえたりと、有益な情報が得られます。
希望を叶えるプランやそれにかわる提案がないならやめた方がいいハウスメーカーなので、一旦持ち帰りましょう。
やめた方がいいハウスメーカーランキング!おすすめしない理由を一級建築士が解説まとめ
今回はやめた方がいいハウスメーカーランキングとして、おすすめしない理由を一級建築士が解説してきました。
改めてランキングの一覧です。
- 他社を否定する
- 営業マンが嘘をつく
- 要望に沿った提案ができない
- すぐに値引きの話をする
- 建売住宅を売りつけようとする
- 契約を迫る言い方をする
- 営業がしつこい
- 会社の業績が良くない
- 建設の現場に問題がある
また、やめた方がいいハウスメーカーを選ばないための方法は5つありました。
- 1社だけで即決しない
- 標準仕様や保証内容などをしっかり確認する
- やり取りは記録しておく
- 現場や完成見学会に参加する
- 中立の第三者に相談する
早い段階で気づけば、やめた方がいいハウスメーカーと契約してしまうことは避けられます。
プロの営業トークだとうっかりその気になってしまいそうですが、冷静に判断してください。
いいところも悪いところもきちんと話してくれる、その上で親身になってくれるところが理想です。
そんな素敵なハウスメーカーと出会うまで、焦らず探していきましょう。
元建設会社の設計部で意匠設計に携わっていた一級建築士。現在は集合住宅や商業施設などの企画・設計を担当する傍ら、ハウスメーカーや建築サイトの記事設計や監修・運営業務も行う。ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)といった省エネ基準にも精通しており、専門的な知見から記事を執筆している。