この記事では、二世帯住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーをランキング形式で紹介します。
二世帯住宅を建てる際に最適なハウスメーカーを選ぶためには、以下のような要件を満たすハウスメーカーを選びましょう。
- 二世帯住宅の実績があるハウスメーカー
- 施主の要望に柔軟に対応できるハウスメーカー
- 信頼性の高いハウスメーカー
- 二世帯住宅に特化したプランや設備があるハウスメーカー
自分たちの要望に合うプランがコスト内で実現できるかや、建てた後もアフターサポートがあるかどうか等確認を行うことが重要です。
- おしゃれな二世帯住宅が建てたい
- ローコストで二世帯住宅を建てたい
- 完全分離型の二世帯住宅が建てたい
それぞれで選ぶハウスメーカーは変わるので、どの観点でハウスメーカーを選ぶか慎重に情報を精査しましょう。
今回は、一級建築士目線で二世帯住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーをランキング形式で発表します。
ちなみに
僕もハウスメーカー巡りは何社もしましたが、全てこちらの「持ち家計画」から申し込みました。
来場した分だけ5000円分のAmazonチケットがもらえるので、気になるハウスメーカーはここから全て回りましたよ。
実際に目で見るとかなり家づくりのイメージが湧くので、せっかくならお土産(Amazonチケット)が貰える一石二鳥なハウスメーカー巡りを楽しんでください!
↓
- 資格:一級建築士
- 仕事:元ゼネコン設計部
- 学歴:京都大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
- 趣味:ハウスメーカー巡り
二世帯住宅ハウスメーカーランキング!おすすめを一級建築士が厳選 【2024年最新】
二世帯住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーを一級建築士監修の上でランキングを作成しました。
価格帯、住宅性能や構造等から総合的に判断した2023年最新の二世帯住宅ハウスメーカーランキングはこちらです。
- 第1位:ヘーベルハウス
- 第2位:住友林業
- 第3位:積水ハウス
- 第4位:一条工務店
- 第5位:ダイワハウス
- 第6位:セキスイハイム
- 第7位:三井ホーム
- 第8位:パナソニックホームズ
- 第9位:ミサワホーム
- 第10位:トヨタホーム
二世帯住宅となると、基本的に長く住むことが考えられるため坪単価でハウスメーカーを選ぶのはおすすめしません。安い価格にはそれなりの理由があり、耐用年数が低く結果として費用がかさむ場合があるからです。
二世帯住宅は親世帯と子供世帯が一緒に生活することを前提として作られる住宅です。
二世帯住宅は3種類の間取りがあり、完全同居型・部分共用型・完全分離型とそれぞれ建設費用が以下のように変わります。
間取り | 建設費用 |
---|---|
完全同居型 | 安い |
部分共用型 | 普通 |
完全分離型 | 高い |
ローコストで二世帯住宅を作るなら、完全同居型が価格帯は安くなりますが生活スペースが同じになるのでプライバシーを確保することが難しいというデメリットもあります。
一方で完全分離型はプライバシーが確保されますが、必要な設備をそれぞれの世帯毎で作るため価格はその分高くなってしまいます。
それぞれの世帯の生活スタイルと経済的負担を考慮しつつ間取りを決める必要があります。ハウスメーカー毎で坪単価に対する価格帯も変わってくるので、二世帯双方が納得できるハウスメーカーを選んでください。
今回はランキングには入らなかったハウスメーカーも含め、坪単価を一覧でまとめましたので合わせて紹介します。
ハウスメーカー | 坪単価 |
---|---|
住友林業 | 60〜100万円 |
積水ハウス | 50~80万円 |
ヘーベルハウス | 70〜150万円 |
一条工務店 | 45~80万円 |
トヨタホーム | 60〜130万円 |
ダイワハウス | 70〜150万円 |
セキスイハイム | 60~80万円 |
パナソニックホームズ | 55万〜140万円 |
三井ホーム | 55~90万円 |
ミサワホーム | 50〜145万円 |
タマホーム | 35万〜50万円 |
ここからは、それぞれのハウスメーカーで二世帯住宅を建てるメリットを次の項目から詳しくご紹介していきます。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第1位:ヘーベルハウス
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第1位はヘーベルハウスです。
ヘーベルハウスは二世帯住宅のプランが多数あり、世帯毎の要望に徹底的に寄り添って実現してくれる満足度の高いハウスメーカーです。
「くっきりセパレートPLAN」「やんわりセパレートPLAN」「ほどよくシェアPLAN」「しっかりシェアPLAN」など、世帯毎に最適なプランを提案してくれます。
時代とともに変化する二世帯住宅のあり方を追求し、今を生きる親世帯・子世帯にそれぞれメリットが生まれるような二世帯住宅での暮らしが実現できますよ。
ヘーベルハウスの2世帯住宅へのきめ細やかなプランは他ハウスメーカーを圧倒する存在です。オリコン顧客満足度調査の2世帯部門では3年連続第1位を獲得しており、圧倒的に満足度が高いハウスメーカーです。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第2位:住友林業
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第2位は住友林業です。
住友林業の二世帯住宅「ikiki(イキキ)」は暮らし方に合わせた提案力があり、独立タイプと隣居タイプで部分共用型や完全分離型の二世帯住宅も可能です。
ビックフレーム(BF)工法で間取りの自由度が高まるため、広々とした大空間リビングが実現できます。
住友林業は暖かく親しみやすい木の温もりが子世帯から親世帯まで住む人を包み込んでくれると好評です。
高い遮音効果で生活音を抑え、高断熱化で住み良い暮らしをサポートします。
アフターサービスの評価も良く、住友林業で二世帯住宅を建てて良かったとの声が多数聞かれます。
住友林業は実績、品質ともに最上級。長く暮らしていく家なら信頼性の高いハウスメーカーが一番ですね。価格は多少高め設定ですが、そもそもの品質が良いため長く使っても修理箇所が少く、長い目で見るとコストが掛からない家であると言えるでしょう。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第3位:積水ハウス
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第3位は積水ハウスです。
積水ハウスの二世帯住宅は完全分離型の二世帯住宅にも対応し、バリアフリー等機能性にも配慮した住宅づくりが可能です。
二世帯だけでなく多世帯にも対応した「カゾク・ト・カゾク」を提案し、各世帯ごとの要望に寄り添った自由なスタイルを実現できます。
「30年保証制度トユートラスシステム」という保証制度が充実していて、二世帯住宅での長い暮らしを徹底的にサポートしてくれる安心のハウスメーカーです。
自由度が高い積水ハウスなら、子世帯親世帯両方の要望を満たす暮らしをとことん叶えてくれます。「ユニバーサルフレームシステム」で耐震性にも優れているので、安心して長く暮らせる家が実現可能です。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第4位:一条工務店
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第4位は一条工務店です。
一条工務店の二世帯住宅は2つの世帯がお互いに心地良いと思える生活スペースの分け方について快適な住まいの間取りを提案してくれます。
小さな子供から高齢の親まで一緒に住む家であるため、家中を温める全館床暖房や空気を綺麗に保つ全館歓喜システム等家族を守る作りが特徴です。
「完全分離」「部分共有」「完全同居」いずれにも対応した設計プランがあり、その耐久性の高さから住めば住むほど一条の良さを実感できる家となっています。
一条工務店の家は高気密高断熱で且つ耐震性にも優れているため、健康的で安心した毎日を送ることができる家です。省エネ設計なので長い目で見てもコストがかかりにくいメリットもあります。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第5位:ダイワハウス
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第5位はダイワハウスです。
ダイワハウスの二世帯住宅は同居・近居二世帯(多世帯)に対応しており、それぞれのタイプにあった暮らしを提案してくれます。
二世帯の想いを形にする提案力と、耐候性・遮音性等暮らしを守る技術力も十分に備わっています。
「外張り断熱通気外壁」で断熱性も高い省エネ設計であるため、子から高齢者まで幅のある世代の健康と経済的なゆとりを実現します。
ダイワハウスの二世帯住宅の歴史はすでに60年を超えており、圧倒的な実績があり信頼できます。ZEH基準にも対応しているエコ設計なので家計にも優しいのが嬉しいですね。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第6位:セキスイハイム
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第6位はセキスイハイムです。
セキスイハイムの二世帯・多世帯住宅は親と子・孫の3世帯を超えたその先も安心して快適に暮らしていける住まいを提案しています。
二世帯住宅でも暮らし方によってプランが変わり、「完全分離」「隣居スタイル」「部分共有」「完全共有」の4つのプランから間取りを選ぶことができます。
「ボックスラーメン構造」により耐震性も優れ、間取りの自由度も高く広々とした空間を実現することができます。
セキスイハイムは鉄骨によるプレハブの2×4工法と2×6工法の商品を取り扱っているハウスメーカーです。CMでも二世帯住宅が放映されているほどセキスイハイムの二世帯住宅は圧倒的な信頼を得て選ばれています。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第7位:三井ホーム
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第7位は三井ホームです。
三井ホームの二世帯住宅(多世帯住宅)は全館空調システムの「Smart Breeze」で部屋中どこでも快適温度で過ごすことができます。
二世帯住宅の場合、2階部分は夏季は暑いデメリットがありますが三井ホームなら「ダブルシールドパネル」の断熱性が標準採用されているので熱くなりにくいのが特徴です。
また上下階の間には遮音性の高い「Mute50」を採用し、2つの世帯が一つ屋根の下で暮らすために快適なプランを多数取り揃えています。
様々なライフスタイルに合わせたプランや標準装備の質の高さで快適な暮らしが実現できます。コストは割高ですが、その分の暮らしの良さは満足度が高いです。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第8位:パナソニックホームズ
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第8位はパナソニックホームズです。
パナソニックホームズの二世帯住宅は、夫婦どちらの親世帯と暮らしていくかで間取りパターンを4つ提案しています。
「融合タイプ」「反融合タイプ」「半独立タイプ」「独立タイプ」でそれぞれ共有スペースを変えることができ、プライバシーを守りながら楽しく暮らす形を作ることができます。
4つのタイプに分けた後も世帯の暮らし方によって様々なプランを提案してくれるのが良いですね!
世帯毎の意見とそれぞれ向き合い、豊かで快適な同居スタイルに導いてくれる「寄り添う姿勢」が特徴のハウスメーカーです。耐震性等構造や高断熱で省エネ設計、万全な防犯対策と細かい気配りもありがたいですね。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第9位:ミサワホーム
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第9位はミサワホームです。
ミサワホームの二世帯住宅・三世帯(多世帯住宅)は程よい距離感が生まれる「スキップフロア」や大収納設計が特徴です。
世帯の暮らし方によって「別々同居タイプ」「ほどほど同居タイプ」「完全同居タイプ」と3つのスタイルがあります。
生活音を抑える工夫や高断熱化でどの世帯の生活も快適にしてくれます。
ミサワホームは2世帯で長く住む方への保証を充実させているのでアフターサービスもバッチリ。構造躯体の30年保証、防水15年保証、シロアリ10年保証は長いスパンで見るとコストが低く抑えられるハウスメーカーです。
二世帯住宅ハウスメーカーランキング第10位:トヨタホーム
二世帯住宅のおすすめハウスメーカーランキング第10位はトヨタホームです。
トヨタホームの二世帯・多世帯住宅は4つのプランから選ぶことができ、「全部共用タイプ」「部分共用タイプ」「同率タイプ」「建物分離タイプ」と暮らしによって変えることができます。
各世帯の要望によって希望を叶えられるようなスタイルをとことん追求し、提案してくれるのが良いですね。
トヨタホームは60年の長期保証があるので二世帯住宅のような長期的に住む住宅を作る際は安心感があります。
工場生産により高い耐震性と耐久性を保ち、他を圧倒する長期保証を実現しています。二世帯住宅を建てるのは大きな投資であるため、信頼性の高いハウスメーカーを選ぶならトヨタグループが一番ですね。
二世帯住宅のハウスメーカーの気になるQ&A
- 二世帯住宅のハウスメーカーを選ぶ際に気をつける点は?
-
二世帯住宅は一般的な住宅とは異なる特徴を持っているため、二世帯住宅に特化したプランがあり且つ二世帯住宅の経験が豊富にあるハウスメーカーを選ぶと良いでしょう。将来的なメンテナンスのコストを踏まえると価格よりも品質で選ぶ方が良いです。また二つの世帯の要望を十分に調整する必要があるため、柔軟に対応できるハウスメーカーを選ぶと良いでしょう。
- 二世帯住宅のハウスメーカーの価格は?
-
二世帯住宅には「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」といった3つのタイプがあり、それぞれ費用相場が異なります。各ハウスメーカーの坪単価にもよりますが、「完全分離型」は最も割高で3000万〜5400万円、「部分共有型」は2400万~4500万円、「完全共有型」は最も安く1800万~3600万円程度が相場と言えます。
二世帯住宅ハウスメーカーランキングを一級建築士が厳選まとめ
今回は、二世帯住宅を建てる際におすすめのハウスメーカーのランキングを紹介しました。
- 第1位:ヘーベルハウス
- 第2位:住友林業
- 第3位:積水ハウス
- 第4位:一条工務店
- 第5位:ダイワハウス
- 第6位:セキスイハイム
- 第7位:三井ホーム
- 第8位:パナソニックホームズ
- 第9位:ミサワホーム
- 第10位:トヨタホーム
二世帯住宅を建てるなら、親世帯・子世帯お互いが満足できるハウスメーカーを妥協せず選び、後悔のない長く愛せる家を選びましょう。自分たちの要望がどの程度実現できるのかはハウスメーカーによって変わるため、資料請求をしてしっかりと情報を集め慎重にハウスメーカーを選んでください!
元建設会社の設計部で意匠設計に携わっていた一級建築士。現在は集合住宅や商業施設などの企画・設計を担当する傍ら、ハウスメーカーや建築サイトの記事設計や監修・運営業務も行う。ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やCASBEE(建築環境総合性能評価システム)といった省エネ基準にも精通しており、専門的な知見から記事を執筆している。